JBL で Bach を...

JBL4343のマルチシステムの話題を中心に

音源の入力系

  PC上の音源が再生され、SPDIF同軸から出力される。これをそのままAES/EBUに変換してDCX2496に入力してもいいのだが、ここはSPDIF同軸 → SPDIF光 → AES/EBUとした。間を光ファイバーとすることでPC系の電源とオーディオ系の電源をアイソレートし、グランドループを作らないよう配慮した。しかしジッターの大きさはSPDIF同軸よりも光のほうが断然大きいので、つなぎ先でジッターにセンシティブな機器を使う場合はSPDIF同軸のほうがいい。この場合はDCX2496でリクロックされるので、ジッターよりも電源系のアイソレーションの方を優先とした。

 SPDIF光はPLR133で受け、RS422の差動ラインドライバーAM26LS31で後段に送り出せばいい。長距離伝送やアイソレーションが必要な場合はパルストランスをかませるとよい。伝送ケーブルは通常はカナレの110Ωの青いデジタルケーブルを使う。短距離ならばマイクケーブルでも大抵問題ない。

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SPDIF光→AES/EBU変換器